2002.5.19.up
ヒラタカオリ
 (シノワ)
厚沢耕治
 (シノワ)
田森赤貝
 (DM研OB・素人漫画描き)
松井繁彦
 (iM2)
潤一郎31000
 (なし)
サカテヨウスケ
 (DM研OB)
永井LEE
 (ソーイングマシーン)
恋淵和也
 (DM研OB)
須原敬三
 (ギューンカセット)
ブランクリハラ
 (ブラン)
石垣窓
 (フリーボ)
ヤギシノワ
 (シノワ)
nanzan
 (Joe Lane and the Crew)
筒Y
 (ジリツベッツ)
めぐブラ
 (ブラン)
Daisei Inoue
 (Minor Records)
小池実
 (Dummy Records)
小椋一紀
 (堕天使/AMPS)
フルタツ
 (BRAINBOX)
アダチカツノリ
 (遁レコ/ブラン)

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過去の私の5枚
私の5枚2000(15名)
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97年私の5枚(10名)

 

 

ブランクリハラ/ブラン
mail/tkuri@t3.rim.or.jp
web/
The Worls of TONSEi RECORDS

 



■Theピーズ/ブッチーメリー Theピーズ 1989-1997 SELECTION SIDE A
■Theピーズ/ブッチーメリー Theピーズ 1989-1997 SELECTION SIDE B

2枚組でなく2枚別々に出たのだがベスト盤なので一括りにしました。 バンドブームの最中デビューした時も、この人たちは「グレイテストヒッツVOL.1」「VOL.2」と2枚別々に出したんだった。

立川談志師匠は、「落語とは人間の業の肯定である」という定義をしているが、ピーズの歌はワタシの中ではそれに近い。どこがどう良いのか、どう好きなのかはうまく他人には説明できないが、“はる”こと大木温之をただただ見守るしかないという心境なのだ。他のピーズファンも同じなのではなかろうか。曲が良いとか詞が良いとかいう事じゃないんだなあ。これはワタシにとってはThe Muffsも同じ思いがある。ピーズは活動停止中だが、はるは昨年真心ブラザーズのライブでベースを弾いていた。しかし真心も活動停止してしまったので、今年はどうするんだろう。


■ゲントウキ/南半球

ゲントウキは、昨年5月に下北でライブがあった時に楽屋に図々しくもお邪魔したのが最初の出会いで、その後このアルバムのプロモーション/インストアライブ/レコ発ライブで8〜10月にマンスリーで上京した際には拙宅に滞在してもらってもいるので、心境的にはファンであると同時に、東京の叔父、いや彼らは関西人なので「調布のおっさん」という心持なのである。来年はもっと世に出ると確信して疑いません。

どの曲もメロディーは簡単に口ずさんだり口笛吹いたりテルミンで弾いてみたりできるのに、コードを取るのはエライ難しいというか出来ませんでした。コピバンが簡単にできなさそうなので高校生とかに人気出るだろうかと今から心配なのである。通受けするよりも普通に売れてくれればぼくはうれしい。


■The Beach Boys/Greatest Hits Vol.3 : Best Of The Brother Years 1970-1986

かの名作「Pet Sounds」以降、ブライアンが苦悩しまくって名曲を産み出しながらもラリラリでデブデブでダメダメになっていった時期のベスト盤。

このCD自体は2000年に買ったのだが、去年初めて彼の自伝を読んだり、ドキュメント見たりして、この時期の壮絶さを詳しく知ってから聴くとまたひとしおだったので、このベストを始め、昨年から急にビーチボーイズを沢山聴くようになった。

知人から「The Pet Sounds Sessions」というボックスセットを借りて、その中にいっぱい収録されているコーラスのみのテイク(言ってみればアカペラ)とインストのみのテイク(いわばカラオケ)をPet Soundsの曲順を全く同じにしてCD-Rにコピらせてもらった。そうやって作ったPet Soundsコーラス盤も昨年の愛聴盤で「私の5枚」候補だったのだ。アカペラなどという生易しいものではなくて、何か凄まじささえ感じさせるのに曲はポップというこの矛盾した感じが味わえて面白かった。


■Weezer/The Green Album

ウィ−ザーの1stが出た1994年は米国に住んでいて、車に乗ってたときにFMでかかっていたのを聴いてその足ですぐにCDを買いに行ったという思い出があるので、90年代初めのUKギターバンド以降の私のお気に入りギタバンはウィーザーなのである。当時の日本の洋楽雑誌は彼らが出たての頃は「プロデュースはリック・オケイセックなのでカーズの影響も云々」「オタクっぽく冴えないルックスが云々」言ってまともに評価してなかったのに、米国で売れてから急に持てはやしだしやがったのを記憶しているのだ。

ともかくウィ−ザー以降は、こういう「爆音泣きメロ」系が、特に日本でも増えたのではなかろうか。このアルバムは3枚目で、悪く言えば1stの焼き直し(またRオケイセックがプロデュースだし)的なんだけど、ファンの期待は裏切らない出来だと思います。結局Rivers Cuomoの声が好きなのだ。この声で切な系のメロディーを唄われると切なさ度がアップして聴こえるのだ。


■竹内正実/訪れざりし未来 - Compositions for Theremin

ドキュメンタリー映画「テルミン」が昨年日本でも上映され、映画会社の熱心なパブリシティーとプロ奏者のテレビ出演等が重なり、この楽器の知名度もかなり上がったようだ。日本のプロテルミン奏者(多分4〜5人しかいないが)の中で、この竹内さんの作品は、テルミン奏者のソロアルバムとしては日本初である。この楽器は奏者毎の個性が非常に顕著に音に表れるのだが、竹内さんのそれは、穏やかでありながら芯が一本ピシっと通って凛とした印象を受ける。珍奇な印象を持たれるテルミンだが、このアルバムは心静かな気分にさせてくれる。ベタな表現だが、癒し系としてもいけます。


【付録−2001年によく聴いたベスト盤5枚】
Matthew Sweet
Green Day
・Corduroy (Acid Jazz years)
・Dinosaur Jr.
Soundgarden

【総括】
●選んだ5枚における共通点
・鼻唄でしょっちゅう口ずさむかどうか
・口笛でしょっちゅう吹くかどうか
・声自体、もしくはハモリ方が好きかどうか
・寝る時によく聴くかどうか

●2002年には新譜を聴きたい、というか出して欲しい人たち−これは順不同でなくて(思いつきだけど)聴きたい順
The Muffs
Brendan Benson(2月に出るみたい)
Jason Falkner
フリーボ
Sugar Plant
・田中亜矢
・ブラン
Fountains Of Wayne

(2002.1.6)