Daisei Inoue/Minor Records
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web/Minor
Records
■Super Junky Monkey/songs are our universe
(condor records CODR-624/625)
最終アルバム。衝撃演奏の数々は、何年経っても色褪せず、我々の脳裏にこびりつ く。CDの中で叫んでいる限りは、あの世もこの世も同じ箱の中。特典映像に哀悼の
意。本当に最終。感謝。
■Tortoise / Standards
(Thrill Jockey TKCB72059)
これでいいのか、これがいいのか。帯に付された「正に21世紀の音楽」というくだり が、正に正しいのか。旧態依然の音楽シーンを一喝する驚異の洪水。過程よりも結果
が大事であるという好例。問題は何を学ぶかである。
■talvin
singh / ha
(Universal Island Records UICI-1009)
忙しい音と対峙するインド音階。時に心地よく。
■Mikidozan
/ Lifetime Respect
(Tokuma Japan TKCA-72175)
洋楽、あるいは外楽。日本人である限りは、いかなる演奏をしようとも、そのマガイ モノ感を払拭することは出来ないわけで、ましてレゲエなどという風土色の強い音楽
を、生活言語体系の全く異なる日本で、日本ならではの風情を交えて表現することに は、ただならぬ知恵とセンスとタイミングを必要とすると思われる。三木道三は単純
明快で良い。スッキリしている。あまり細かいことを考えなくてよい。内容も聴きと れるし。
■Herbie
Hancock / Future 2 Future
(Transparent Music 500112)
真打ちの怒り。ハンコックとラズウェルが再びタッグを組み、世に氾濫するお手軽音 楽をブチのめす。深みが違う。コクがある。全てがうまい。巧い?美味い?
【総括】
2001年は本業にのめり込んだ1年でした。たまにはそうしないと...と思いつ つ、音楽に刺激を受けるたび、ギターをかき鳴らす日々。録音するに至らず反省。
2002年は是非ともブラン観戦旅行に出かけたいと思っています。その時はかまってく ださい。(2001.12.24)