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日曜日, 7月 27, 2003

2003年7月26日-28日 いぬ屋敷関西ツアー記 京都編

いぬ屋敷関西ツアー記 京都編

2003年7月26日(土)-28日(月)

■今回の目的

7/26(土) いぬ屋敷vol.3 -人喰い熊の間-
於/難波ベアーズ(大阪)
出演/ブラン、コケシドール疾風怒濤る(モーリー・ロバートソン)
ゑでぃまぁこん
EMICRANIA

7/27(日) いぬ屋敷vol.4 -吸血鬼の間-
於/拾得(京都)
出演/ブラン、ヴァンパイア!、コケシドール



嵐が去ってまた嵐の予感。そんなわけで明けて本日の晩は京都公演。
9時前に起きる。ハイになっているのか目覚めは爽快、しかし身体のあちこちが痛くて仕方なし。 朝食を食べに1階のロビーに向かうと、同じホテル宿泊のいがさんとクリハラさんを発見。一緒に食事をして部屋にもどると、妙に身体が重たくなって、1時間チャックアウトを延長してひと休み。 そんなこんなで10時半過ぎ。

今回の遠征で、個人的必達事項にしていたワッハ上方(上方演芸資料館)へに向かうことに。自宅でプリントしてきた地図を取り出したら肝心のワッハ上方の場所が途切れていてヘコみましたが、フロントで地図をいただき、フロントの方もうろ覚えながら、おおまかな場所を聞いていざ出発。ホテルから歩いて15分ほど。少々迷いましたが、道を聞きながら何とか到着。難波は千日前、吉本会館の向かい側にありました。

漫才、落語、漫談、奇術など上方演芸に関する資料を収集・保存・展示するいわば関西お笑い歴史館。江戸時代の寄席の発祥から庶民の娯楽として発展していく様や、レコード、ラジオ、テレビとメディアの発展とともに変遷していくお笑いの形、そしてその時代ごとのスターが大変わかりやすく展示してありました。会場直後に行ったので場内のお客さんも少なくてゆっくりと見れました。

で、一番の目的だったのが、館内にあり無料で利用できる演芸ライブラリー。上方演芸に関するテレビ番組映像や文献に特化した図書館でありまして、ここに奇術師アダチ龍光さんの映像があるという話をあるサイトで読んでおったのです。

受付のお姉さんに「アダチ龍光さんの映像を見たいのですが」と伝えると一瞬「知らないなぁ」という顔をして「上方ですか?」と聞かれ「手品師で吉本に所属してまして、ここにテレビ出演の映像があるって聞いているのですが・・・」心の中では、ご馳走を目の前にして、なかなかありつけない犬が必死になってるみたいな気持ちだったのですが、冷静な笑顔でお願いすると快く端末で検索してくれました。

ありましたよ、ありました。
そんなわけで、お姉さんに指定されたブースに着席。動く、しゃべる龍光さんと遂に対面であります。

いやいや書き出すととんでもなく長くなりそうなのでまた「俺雑記」用のネタにいたしますが、今回見ることが出来たのは74年8月朝日放送「おーるど寄席」(司会、桂米朝)出演での龍光さん。当時78歳ですから晩年の演技。

まずは、ステッキを使った芸とトランプネタを黙ぁっ?て披露。客席に「どぉだ!」と言わんばかりの堂々とした態度。ひとしきり拍手が鳴りやむと、堰を切ったようにしゃべり出す龍光さん。

「どうもどうも東京におりますもので。大阪は30年振りでしてね。でもねその前は20年位大阪にいたんですよ。当時は若かったですなぁ」

と、先ほどの「どぉだ!」とは一転、朴訥とした新潟弁トーク。この緩急がたまらない。会場大爆笑。私も可笑しくってたまらない。

「じゃあ、今日はご家庭で楽しめる簡単な手品を3つやります」



 ・赤白の色が入れ替わるひも
 ・先からお金が出てくるせんす
 ・はさみで切る度に大きくなる紙のわっか

を披露して、なんとひとつひとつタネ明かしをするアグレッシブさ。確かに「先からお金が出てくるせんす」なんてハンズでも売ってる面白グッズみたいなネタなんですけど。一般には「成金センス」って言うらしいです(笑)。 70年代にこんなことやってるなんてマスクマジシャンもビックリであります。

「これなんか明治時代からある手品ですけどね、先から出てくるお金を50円玉にすると昭和の手品になるの」

なんてなMCもたまらない。十八番のパン時計とか見たいネタもあったのですが、約8分の演技に大満足でした。

いやぁ、ここは1日掛けて来たいです。
文献漁って、龍光さんのテレビ番組出演記録をゲットしたり、カセットテープの落語・漫才のライブラリーでエンタツアチャコの「早慶戦」聞いてガハハガハハ言っている内にあっという間に良い時間。

クリハラさんから先に京都に行ってチェックインする旨の連絡を受け、そろそろ私もホテルに戻って京都入りしなきゃねと思っていたらメグからも電話。難波のホテルをチェックアウトしたばかりだということで、私が泊まっていたホテルで待ち合わせすることに。

急いで戻って荷物を受け取り、メグといざ京都へ出発。
難波から地下鉄で淀屋橋へ。そこで小腹が空いたと地下道にあったスタンドのたこ焼き屋でたこ焼きとビールを。ダシが効いて実に美味い。ところでオレ達、昨日から1日中酒飲んでないか?

そんなこんなで京阪の特急に乗り込み三条へ。そして地下鉄で宿泊先と会場のある二条城前駅に到着。宿泊先の京都国際ホテルは駅からすぐ近く。玄関に人が立ってるわ、結婚式場はあるわ身分不相応な感じでびっくり。

クリハラさんにも到着の連絡をし、フロントで待ち合わせする時間を決めチェックイン。持ってきた地図だと拾得までから10分掛からないはずだから、3時15分頃集合ね。

部屋にいらない荷物を置いて、一服している内にあっという間に時間になってフロントへ。さぁ、いざ拾得へ!持ってきた地図をホテルの人に見せて道を確認し準備万端。迷いなくグングン道を進むブラン一行。

丸太町通を進んで牛丼屋なか卯の先3つ目の道を右に・・・ああここね。「拾得は住宅街のど真ん中にあるって聞いてたけど、こんな、車1台しか通れない道沿いにあるのかぁ・・・でも風情があるなぁ」
なんてことを話している内、ちょっと不安になってきて、道行くおばぁちゃんに地図を見せて確認すると「ああ、あのコンサートやってるとこね」と、出掛けるところで既にちょっと遠くにいた息子だか孫を大声で呼んで、彼にも見せる。

「ああ、ここはもうちょっと先です。あの車がたくさん通っている通り沿いですよ」

と3本ほど先の大通りを指さす。

「あ、ありがとうございました?!」

とブラン一同満面の笑顔でお礼を告げ、再び丸太町通と平行に進む。京都の人はいい人だなぁ・・・。

指さされた大通りの角に酒造工場らしき蔵があって、間違いなく拾得が近いということを確信させてくれる。だって拾得は古い蔵を改装した日本最古のライブハウスですからね。

さぁ、着いたぞ大通り!
さ、て、と、拾得はこの通り沿いにあるから・・・・しかし、右に左を見渡せど、それらしきものは全く見当たらないのです。

さすがに不安になっていしどさんに電話。
 「近くにいると思うんですけど、道がわからないんですよ」
 「今何通りにいます?」
 「○○○通りです」
 「ああ、ちょっとだけ行き過ぎですね。丸太町通り沿いに戻って
  来て下さい。道沿いに立ってますから」
そんなわけで、一度、縦に走る丸太町通りに戻り二条城方面へ。

ふと見るとガソリンスタンド。「念には念を。ここで道聞けばさらに間違いないはず」とメグが地図を持ってスタンドへ。しばらくして戻ってくると

「進んでる方向反対だって」
「はあ?!?」
「『ホントに間違いないですね』と聞いたら『間違いない』って」

一体いしどさんはどこにいるんでしょう?
僕らはどこを歩いているんでしょう??

・・・そうか!私はここで縦に横に碁盤の目に広がる京都の道に秘められた重要な落とし穴に気付いたのです!

「丸太町通りを戻る、もしくは進む」と言っても、私たちは二条城を背にしての「進む」「戻る」であるけれども、もし、いしどさんが二条城側と反対の方向から拾得に来たのだとしたら、私たちにとっての「進む」はいしどさんにとって「戻る」だし、私たちにとっての「戻る」はいしどさんにとって「進む」になるではないですか。やられた?!京都は恐ろしい。

・・・いや。今になって冷静に考えたら、別に碁盤の目の道でなくたって、お互いの起点を確認するのは当たり前ですし、そもそも最初にいしどさんに電話した時点で二条城方面から向かっていることを伝えてました。この頃にはもう、正直何が何だかわからなくなっていたのです。

そうか、「戻る」が「進む」だったんだなともう一度二条城を背にして丸太町通りを進み始める。つまりガソリンスタンドのお兄ちゃんのアドバイスに従った訳です。一体、さっきからこの辺何度行ったり来たりしてるんでしょう。

そんなこんなで時間は3時50分近くに。もう明らかにリハーサルに遅刻であります。
ブラン一同不安だらけでとにかく進む。これだけ地図見て、人に聞いてたどり着けないってことは、そもそも今歩いている通りは丸太町通りではないんじゃないかって気持ちになってきました。

メグに「そもそもここって丸太町通りで間違いないよなぁ」と私4?5回訊ねたのを覚えてます。でも地図持ってきて丸太町通りまでエスコートして来たのは私です(笑)。

いしどさんから電話。
「今どの辺ですか?」
「目の前の標識には○○通りって書いてありますが」
「一体それどこ???」

そんなやり取りの間に、クリハラさんがクリーニング屋のおばちゃんに道を訊ねると

「拾得?行き過ぎや?。なになにお兄ちゃんたち今日拾得出るの?」

明らかに拾得の場所をご存じの様子。詳細に道を確認。

そんな間の、いしどさんとのやりとりで
「私は紳士服の青山のところにいます」
という言葉が!

一番最初に入った、車が1台しか通れない通りって紳士服の青山の手前を右に曲がったんですけど・・・・。クリーニング屋のおばちゃんの説明と、紳士服の青山というキーワードでやっと、やっと場所が掴めました。

もう一度丸太町通りを二条城方面に戻る。途中ガソリンスタンドにガンを飛ばし、しばらく歩くといしどさんの姿が見えてきました。

正解は
「紳士服の青山の手前を右」ではなくて「紳士服の青山の先の道を右に」
でした。間違っていたのは道1本分だけだったのです。

さて、今回の問題点を整理しましょう。

問題点1.持ってきた地図があまりに簡略化されたものだった

問題点2.「ああ、ここはもうちょっと先です。あの車がたくさん通っている通り沿いですよ」と言ったおばぁちやんと息子だか孫だかの間違ったアドバイス

問題点3.全くのウソを言ったガソリンスタンドのお兄ちゃんの間違ったアドバイス

問題点1に関して。
次の日のチェックアウト時、美味しいうどん屋を紹介してもらうためホテルでいただいた観光地図に、詳細に拾得の場所が書かれていたのにはひっくり返りましたよ。地図なんか持っていかず、ホテルで「拾得」ってどこですか?と聞いた方が確実に到着できたのです。

問題点2、3に関して。
ライブ終了後の打ち上げにて、昔ヴァンパイア!のライオンさんと一緒にバンドをやっていたという40代の男性から興味深い話を聞きました。
京都の人間は他人からものを聞かれた時に「わかりません」とは言いずらいと思ってしまう傾向があるそうです。わからなくても、何か言ってあげないと可愛そうだという優しさであるのだと。

一時は「よそ者が拾得にライブしに来やがって」という京都人の陰謀か、はたまたいぬん堂の呪いなのかと恐怖におののきましたが、いやいや私たちは京都人の優しさに触れただけだったのでした。

「遅れました!どうもスミマセンでした!」
と拾得の中に入ったのは4時10分頃。いやはや私たちは10分以内に着けるはずが、50分以上京都の町をさまよっていたのでした。とほほ。

そんな私たちをヴァンパイア!の皆さん、西村さんらは暖かく迎えてくれました。この借りは必ず演奏で!

で、早速リハ。
新曲と少々気になる曲の触りをパパパっと確認した程度なのだけれど、拾得、実に良い鳴りというか良い響きがして気持ちよいのです。爆音鳴らしてもちゃんと唄が通っている感じ。老舗故のPAの腕なのか、蔵という空間故なのか・・・・何とも良いですなぁ。

そんなこんなで会場にもたどり着けてリハも終えてほっと一息。
コンビニ出掛けて食べ物や酒を調達したりと思い思いのお時間を。
で、拾得2階の楽屋がまた良い雰囲気なのですわ。
昔の家の、というかおばぁちゃん家の2階みたいな天井の低い6畳くらいのスペースなのですが、妙に落ち着くのです。で、そんなスペースにラリーズだのなんだのが出演したイベントのポスターが惜しげもなく貼りっぱなしになっていて、壁にはニューエストだのINUだのの手書きのサインがあったりする・・・何ともすげぇ。

すげぇアイテムがありつつ、でも昔の家の、というかおばぁちゃん家の2階ってな空間でコケシやヴァンパイア!の皆さんとくつろいでたら、何だか修学旅行の夜みたいな気分になってくるのです。こんなツアーなら毎年でもやりたいなぁ。そんなツアーが今夜で終わってしまうのかぁ、などとちと感傷的になったり。

そんなこんなしている内に開演時間になり、前日に引き続きともちゃんややまじゅん、「明日は遠いから行けないや。ごめんな」と云っていた黒瀬さんが「やっぱ行くわ」と大阪から来場、和みながらも気分はどんどん高揚してきました。コケシはメイクにストッキングに暴言にともう戦闘態勢。

会場はほぼ満員。さぁ、今夜も燃え尽くせ!
いぬ屋敷京都編の幕開けはコケシドールから。ぐぉ?、昨日を上回る暴走ぶり。お行儀よく、イスに座って食事してる場合じゃありません。私はステージ斜め後方の楽屋に続く階段に腰かけて観戦しておったのですが、徐々にお客さんの顔がほころんだり、高揚したり、身体を揺らす動きが大きくなって行きます。さすがはコケシ、会場の雰囲気をあっという間に持っていきやがった。ニセ札が舞うぞ、半ケツに半チンもあるぞ。でもコケシはキワモノじゃないんだよ。ホンモノのコピーバンドなんだよ!

約20曲をノンストップで演奏、ラストに蹄さんがSGを客席テーブルに投げつける。
ライブ後の打ち上げで使用不能になったことが判明。2週間後レコーディングじゃないっすか!

音に合わせてぐぃんぐぃん身体を揺らし、思わず声が出ちゃう。同世代のライバルバンドだと思ってます。たまりません。

そんなこんなでお次はブランだ。
拾得のニセ札散らばるステージ、すっかり熱くなった客席。何ともこちらのテンションも上がります。

 1.自爆
 2.憧れと幻想
  mc
 3.ムード
 4.タブー
  mc
 5.ムレムラ
  mc
 6.君をさらって
 7.Fのブルース

昨日に引き続きブランのコンディションは大変よろしかった感じ。プラス遠征の緊張感と良い意味で「勢いで行ってしまえ!」という気持ちが演奏に出ていて気持ちよかったです。イス席なのでお客様は座って観るという感じなのですが、ぐいぐいこちらに迫ってくるような熱気を感じました。思わず「また呼んで下さい!」という言葉が出て生ブラン完了。ホント心からそう思ったのです。

汗だくクタクタで楽屋に倒れ込む。
「ナイスファイト!」との蹄さんの言葉に思わず顔がほころぶ。一緒に来て良かったです!
そして電車の都合で大阪に帰るというともちゃんに汗だくの身体で抱きつき、イヤな顔されながら感謝の気持ちを伝えました。今回はたくさん話が出来て楽しかったです!

そんなこんなで一休みして、ビールを買って客席へ。
さぁいよいよトリのヴァイパイアです。
何つっても京都パンクシーンを引っ張ったビートクレイジー一派。本だとか話でしか、もちろん知りませんが。NYパンク、ニューウェイブが渾然一体になって迫ってくる。で、演奏がうまい!すっかり引き込まれました。最前列で踊りまくるいしど社長。私はグイグイビールが進む、身体が動く、声が出ちゃう。

ま、待て、あれ、あれれ?
何だか急に涙がこみ上げてくるのです。トラブルも色々でバタバタ続きでしたが、この2日間の濃密な出来事が色々と甦ってきて、大阪、京都で再会したり、出会った人々のこと、一緒に回ったコケシ、モーリーさん始めいぬん堂一派の皆さんとのことだとかが頭の中でグルグルと。それで思わずウルウルと。年なんすかねぇ。

そんなこんなで大盛り上がりでいぬ屋敷京都編は終了。
そのまま拾得客席で打ち上げになだれ込む。酒と疲れと充実感で異常なテンションでしゃべりまくっていたのを覚えてます。デジカメに蹄さん、スーパーフリー年上なのに久保君とのベロベロ酔っぱらい顔画像が残っておりました。全く撮った覚えがございません。

祭りが終わった?!
いしどさん、黒瀬さん始め、出演者の皆さん、西村さん、ご来場いただいた皆さんお疲れさまでした。ありがとうございました。そしてそして僕らブラン、頑張ってきてホント良かったと、いつもこういう時に思います。また頑張ぞー!(2003.8.2.了)

土曜日, 7月 26, 2003

2003年7月26日-28日 いぬ屋敷関西ツアー記 大阪編

いぬ屋敷関西ツアー記 大阪編

2003年7月26日(土)-28日(月)

■今回の目的

7/26(土) いぬ屋敷vol.3 -人喰い熊の間-
於/難波ベアーズ(大阪)
出演/ブラン、コケシドール疾風怒濤る(モーリー・ロバートソン)
ゑでぃまぁこん
EMICRANIA

7/27(日) いぬ屋敷vol.4 -吸血鬼の間-
於/拾得(京都)
出演/ブラン、ヴァンパイア!、コケシドール



昨年11月のギューン祭り以来の大阪遠征にして、次の日お初の京都生ブランもありの関西ツアー。
2日連続の生ブランも初めてで、まして両日いぬん堂イベント「いぬ屋敷」とあっては何も起こらないはずはなし。期待と不安を胸に、ブラン一行は3人勝手気ままに大阪へ向かいました。 私は11時頃の新幹線で東京駅を出発。サワー片手に大阪、京都のセットリストを確認しながらイメトレ。
静岡辺りに差しかかった頃、メグからメール。新横浜から同じ新幹線に乗っていることが判明。メールの件名が「実は私たち付き合ってます」の写メールだったのだけど私の携帯は画像を受け取れず、「なんだなんだ?こんなとこでお披露目なんで水臭いのぅ」と車中を移動。

2つほど車両を歩くと、メグとダークホース吉沢の隣になんと今回ベアーズでご一緒する疾風怒濤るのモーリーさんが。こんなことあるんですねぇ、すごい偶然。ほろ酔い気分でご挨拶。

そんなこんなで2時過ぎに新大阪着。ホームでメグ、吉沢、モーリーさんと落ち合い、もう一本あとの新幹線で大阪に向かっているコケシドール一行の到着を待って構内の喫茶店でコーヒーを。メグはビールを。

しばらくして、コケシドール一行が到着。蹄さん、秋山さんを始め、既に泥酔。この時いぬん堂関西ツアーの始まりを実感しました。
改札でコケシと待ち合わせしていたスーパーミルクの西村さんと合流。ストッキング購入場所をさがす蹄さん。この時いぬん堂関西ツアーの始まっていることを実感しました。

ところで。
今回コケシのベースの狂気ミキサさんがお仕事の都合で参加が出来ないという事情があり、ギューンのスハラさんがベースを弾くということになっておりました。云うまでもありませんが、スハラさんは羅針盤、ヰタセクスアリスのベーシストでもあります。ところがところが前日の晩、スハラさんが極度の体調不良のため参加が出来ないということに。そこで出演順変更でコケシをトリにし、とにかくミキサさんはお仕事後大阪に駆けつける、間に合わなければベースレスで演奏だ!というとんでもない状況でもありました。さすがはいぬん堂イベント、ただではすみません。

さて。
一行は地下鉄で難波へ。総勢10名で車内はいぬん堂電車状態。
そんなこんなでゾロゾロと3時過ぎに今夜の会場であるベアーズに到着。今回の主催者のひとりでもある黒瀬さんや今回ゑでぃまぁこんで出演する怖のエディさんらと再会。そしてブランクリハラさんも到着。

そしてそしてまた見なれたお姿が・・・す、スハラさんだ!
不調を押してスハラさんがやってきました。しかも出演OK!大丈夫なんすか?いやいや大丈夫なはずないのですが、皆心配をしながら、嬉しくて仕方がなかったはず。いやはや楽しいことになってきました。

楽屋に荷物を移動しホッと一息。
モーリーさんは持参したiBoolで音源作りに余念なし。元ゲントウキのともちゃん登場でブラン一同で談笑。そんな中コケシのリハの音が耳に入ってくるのですが、「これホントにヘルプベースシストで今初めて音合わせしたバンド?」って感じの完璧な演奏。スハラさん恐るべし。コケシ恐るべし。

続いてブランがリハを済ませ、ホテルにチェックインがてら外へ。今回は最近出来た東横インなんばに宿泊。ぱぱっといらない荷物を部屋に置いて、メグ、黒瀬さん、ともちゃんとホテル隣の尾道ラーメン十六番にて食事。うまい、うまい。

そんなこんなでそろそろ開演時間だと、ベアーズへ。
会場前でダークホース吉沢、そしてブラン追っかけ西部地区長やまじゅんと5月の福岡遠征以来の再会。会場内でシノワ八木さんにご無沙汰してます。

楽屋に戻ろうとすると蹄さん、いしどさんのコケシのフロント2人が熱く議論を。既にテーブルからiBookを片付けていたモーリーさんに「おっ!音出来て準備万端ですか?」とお声掛けすると何かリアクションが変・・・・ん? ただならぬ雰囲気。

えぇ?!?
なんと作業中、モーリーさんのMacが完全クラッシュ。今回予定していた出し物が全ておじゃんに・・・。どうするんだ、どうなるんだのやり取りの結論は「モーリーさん、スターリン好きじゃん。コケシをバックに何かやろう。」・・・そうして急遽結成「ザ・モーリン」は出演順をトリ前に変更。ぶっつけ本番でライブに臨むことになったのでした。もちろんベースはスハラさん。トラブルを楽しんでいるかのように次から次へとザ・モーリンでのパフォーマンスのアイデアが湧いてくるモーリーさん。「一体どうなるんだ?」と頭を抱える蹄さん。

急遽東京から大阪に向かうことになったミキサさんは、この時点で8時半頃到着の予定との話でした。前半のセットをスハラさんが担当し、ミキサさんが到着次第入れ替わるという綱渡り。どうするどうなるコケシドール、そしてザ・モーリン!

そうこうしている内にいよいよ開演時間。
客席に今日は来れないと聞いていた大阪の弟シノワアツザワ君の姿が。挨拶代わりにオフレコネタで声を掛けるといきなりヘコみ出す。詳細割愛。おっ!いがさんもいらっしゃるではないですか。

さて、まずはEMICRANIA。ギューンやLess Than Zeroからリリースがあるハードコアデュードのメンバーが中心と聞いております。イタリアン(?)なハードコアで、ギター、ボーカルの女性が徐々にボルテージを上げていく様がかっこ良かったです。

続いて登場はゑでぃまぁこん。
前々から「絶対気に入るよ」と話を聞いておりましたが、噂に違わぬアシッドなフォーク。またエディさんの透明な歌声と「ハロー、ハロー、波浪警報」(でよいのかな)が特に印象に残ったシュールな歌詞の世界。そしてギター、コーラスで参加のテスト・パターンの村岡さんがこれまた良いんですわ。
いい唄、いい声、いい曲なんていくらでもあるけど、「気持ちいいんだけどそのまま身体を委ねてはやばい!」なんて感じさせてくれる音楽ってそうあるものではありません。

そして続いて我らがブラン。
ステージ上がったら、ぎっしり会場、総立ちでびっくり。ええいままよと爆裂30分。

 1.憧れと幻想
 2.ムード
  mc
 3.お山大将
 4.Lorca(仮題)
  mc
 5.ムレムラ
 6.タブー
  mc
 7.Fのブルース

アルバム「憧れと幻想」収録曲を中心に新ネタ「ムレムラ」を初演奏という趣向でございました。お客さんの反応がダイレクトで燃えました。こんなぎっしり総立ちのベアーズは初めてでしたよ。

くたくた汗だくで楽屋に戻りひと休み。
村上ゴンゾさん(97年の大阪初訪問以来の再会!)に村岡さんにユープタワーのカヤザワさんが楽屋に感想を伝えに訪ねて来て下さいました。大阪の姉御スピードライダーカミジョウさんは発泡酒片手に楽屋へ。あれれ?酒飲めなかったっすよね。「ほろ酔い姉御はしんなり京美人でありました」と記録を残しておきます。

残り2バンドはザ・モーリンにコケシドール・・・ってあと全部スターリンじゃん(笑)!
多少の疲労回復を受け、会場へ。スハラさんベースに、秋山さん、蹄さんというコケシをバックにモーリーさん。これがザ・モーリンだ!

モーリーさんのことだからただで済むとは思ってませんでしたが、コケシのスターリンバックの演奏に楽曲無視でアジることアジること。アドリブの即興ポエムリーディングにスハラさんがベースで応え、秋山さん、蹄さんがそれに着いていく様はドアーズさながら。どんどんヒートアップしていくモーリーさんを残してコケシのメンバーが引っ込むと、モーリーさんは疾風の楽曲を2曲弾き語り。天才ですわ、役者ですわ。

ザ・モーリンの演奏中にミキサさんが到着。一時はベースレスの予定がこれでべーシストが2人に!こうなりゃ万全でコケシファイトですな。

そして登場コケシドール!
ベースは前半をスハラさん、後半をミキサさんが務める進行で全20曲ほぼノンストップ。コケシはもちろんフルスロットル。お客様は踊る、暴れるの混沌状態。いやぁ、何かすごいわ、しかし。トラブル、アクシデント続きで一時はどうなることやらと思ったいぬ屋敷大阪版。終わってみれば東西バンド入り交じってのいぬん堂らしいイベントとなりました。

またも汗だくくたくたになって会場外の階段で一服。
「ほろ酔い京美人」の姉御とイベント終了直後にやってきたスピードライダー、ラブクライ斎藤さん、アツザワ君、ともちゃんらと談笑。ああだこうだバカ話。私はアツザワ君の車で一度ホテルに荷物を置いて打ち上げ会場の毎度お馴染み魚民へ。予約無しの20名以上の集団が押し掛けて、その気持ちは分からんではないが、しかしそればどうかねぇの宝生舞似の無愛想店員が気になりつつ、何故かアツザワ君には大変好評。わいわいがやがやお疲れさま。両脇にアツザワ君ともちゃんの大阪の弟たちを従えて、大阪の夜は更けていきました。

初日完了!明日は京都だ!