映画『The Velvet Underground』所感
昨日からApple TV+から配信開始になったという、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのドキュメンタリー映画『The Velvet Underground』を。
(ネタバレあるかも)

『そういえば今のMacを買った時にApple TV+の契約のサービスがあってまだ有効だったな・・』
と思って観だしたら、あっという間の夢中と興奮の2時間。
観たことのない映像、写真多数、聞いたことのない証言多数でこれはたまりません。
特にジョンとルーがNYにやってきてVUを結成、アンディ・ウォーホールに見いだされ、ニコを加え、モーリンが「私たちはウォーホールの展示品だった」と証言する1st製作の時期の高揚感がすごい。まさにその活動は音楽・アート・映画の融合を具現化したもので、当時のニューヨークのサブ文化の肌感覚を伝えている映像ではないでしょうか。映像の充実度がすごい。
VUがウォーホールの作品のひとつとして共犯関係だった幸福な時期。

その後の、ルーとジョンの衝突。ウォーホールとの決別。ダグの加入。
3rd以降は、ルーが完全にリーダーシップを取り、活動は表向き安定と充実期をしばらく迎えますが、「思ったほど成功を得られてなかった」ことにルーが気付き壁にぶつかるくだり。
・・・うーん、複雑。
ラストのルーと晩年のウォーホールとの対面シーンや、大好きなルー+ジョン+ニコの1972年のパリ「 BATACLAN」の『ヘロイン』映像には涙がこみ上げてきました。
いやぁ、よかった。面白かった。
おすすめです。
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