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土曜日, 6月 28, 2003

2003年6月28日(土) いぬ屋敷vol.2

いぬ屋敷vol.2?牛小屋の間?
2003年6月28日(土)
会場/西荻窪ニヒル牛
出演/コケシバカボン(コケシドールのカラオケ・ユニット)
富士一藤衛門(オースチン・レコード)、
 アダチカツノリ(ブラン/遁生レコード
司会進行/蹄沢由美子(コケシドール)


5月に引き続いてのいぬ屋敷第2弾は、西荻窪にある箱ギャラリー「ニヒル牛」の開店3周年記念イベント「ニヒル謝肉祭」の一環でございました。

10日間連続で開催されたこのお祭り、他の日程ではたまの知久寿焼さんのソロライブや、石川浩司さんの「へなちょこお話し朗読会」なんて日もあったりして、実に楽しそう。

ニヒル牛は石川浩司さんプロデュースで、石川さんの奥さんが店長のおひとりでもあるお店です(注・このくだり、私の勘違いの記載が数時間アップされておりました。申し訳ございません。訂正いたします)。

「箱ギャラリーって面白そうだな」と気になっておりまして、今回お伺いするのを楽しみにしておりました。

で、我らがいぬん堂は「いぬん堂の作り方おしえます」をテーマにトーク&ミニライブという趣向でございました。ここにいしど社長によるイベント主旨文を転載しておきます。

お題目:「いぬん堂のつくり方おしえます」
内容:自主制作レコードがインディーズという言葉に変わって随分と耳なじみ良くなったせいか、その数も増え、大手レコ屋にも専門の棚が儲けられるような昨今、インディーズ・レーベルをやってみたい!でも、それってどうやったらできるんだ?予算はいかほどで?俺でもできちゃったりするの?というまるっきりのビギナーの方から業界に片足突っ込んでる人まで、ゲストを迎えつつその概要を紐解く会談に加え、机上の空論に終わるのはゴメンだ!実際にこの場でつくってみようや、なぁ、これからするライヴをそのままパッケージしちまえば早い話し、インディーズになっちまうんだよ!ライヴ・レコーディングだ!各人各様に持参した録音機材で録音したこのライヴを家に持ち帰ってどうしようがそいつの勝手!つまり版権フリー・ライヴ!ちゅうか、チケットに音源の複製権までついてくる画期的イベント!これであなたも明日からインディーズ・レーベルのオーナーだ!

イベントはコケシの蹄さんの司会進行でスタート。
前半はまずいぬん堂社長いしどさんによるレクチャー。コケシのアルバム制作をケーススタディに、「トラックダウンとは、マスタリングとは何ぞや。で、いくら掛かるんだ」「CDのプレスにジャケの印刷はどうするんだ。で、いくら掛かるんだ」「で、流通に流すには??」という、自主盤レーベル運営に関するノウハウやぶっちゃけ話。蹄さんの飽くまでもお金にこだわった突っ込みがおかしかったです。名司会ですわ。
そして配布されたレジュメ資料も詳細で貴重でした。

そんなこんなで途中オースチンレコード藤右衛門さんと(何故か)私が遁レコ名義でトークに参戦。ひとしきり盛り上がった後、ミニライブに突入。

藤右衛門さんは「月琴」という弦が2本のベトナムの楽器(とおっしゃってました)演奏によるポエムリーディング。

私めは、ブラン楽曲をアコギ弾き語りにて3曲

 1.タブー
 2.Lorca(仮題)
 3.僕をしばらく眠らせて

やらせていただきました。いやいやもう、いっぱいいっぱい。
1人で人前で唄うのは初めての経験でした。
でもなかなか楽しいものがございまして、また機会があればやらせていただきたいと思いました。

そしてトリはコケシドールの別ユニットコケシバカボン。ステージにはコケシからいしどさん、狂気ミキサさん、久保さん。パンクとノイズと演劇が渾然一体になったパフォーマンスでコケシドール次作の予告編ともいえる内容だったとお伝えしておこう!

そんなわけで、約70分のイベントは終了。
コケシ、ブラン全員集合に後から聞いたら、お客様はいぬん堂BBSでお馴染みの方多数で、非常にコアな集いでございました。
実に楽しいです。こういうイベント。 (2003.6.29.了)

※当日のひとりブラン音源をMP3でアップいたしました。会場の雰囲気も合わせてお楽しみ下さい。

 1.タブー?2.Lorca(仮題) (MP3/3.5MB)
 
 3.僕をしばらく眠らせて (MP3/4.1MB)


※写真は全てアケミのヒロセさんによる撮影です。ありがとうございます。