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日曜日, 11月 03, 2002

2002年11月2日(土)-3日(日)大阪訪問記

2002年11月2日(土)-3日(日)大阪訪問記 大阪訪問記2002 その2
2002年11月2日(土)-3日(日)

■今回の目的
11/2(土) ギューン祭り 3Days 2日目

於/十三ファンダンゴ
共演/Place Called Spaceあらかじめ決められた恋人たちへ

※他の日程出演者
11/1(金) マフマフラー、TACKLE、山葉、PLECTRUM
11/3(日) シノワ、jenny on the planet、ヰタ・セクスアリス、FIELD


昨年は都合が合わずお伺いできなかった「ギューン祭り」の2年振りの出演と相成りました本年2度目の今回の大阪遠征。

いつもいつもおんなじことを云っている気がするのだけれど、とにもかくにも大阪ライブは毎回気合の入り方、いや正確には入ってき方が全然違うのです。正直、個人的にはそのせいで空回って粗い演奏、唄になってしまうというのもあるのですが・・・うん、私は打率.666って感じでしょうか。

前回3月の大阪遠征時は、昨年から今年に掛けて増やしてきた新曲群のお披露目という気持ちで臨んでおりましたが、今回はこの半年でそれらの楽曲もブランの血となり肉となったところで、新旧楽曲をおり混ぜ2002年型ブランをご提示し出来ればという目論見でありました。

さて。
メグは前日、私とクリハラさんは当日大阪入り。
会場へは3時入りということで、私は11時頃発の新幹線を予約しました。東京駅のホームでタバコの吸い貯めをしていると、クリハラさんが登場、同じ新幹線の2つ隣りの車両という話。「そんでは新大阪の駅で落ち合いましょう」と別れると再び私を呼ぶ声・・・・Place Called Spaceのオオキさんでした。「大阪ライブだ・・・」と気が引き締まり出しました。

車内の3時間は、名古屋辺りまでセットリスト片手にブラン音源聴きながらひたすらイメトレ。

2時過ぎに新大阪着。
駅でクリハラさんと落ち合い、宿泊先の南方駅前ホテルオークス新大阪へ。チェックインとクリハラさんは先だって送っていた荷物を預かり、すかさずファンダンゴへ。

3時前にファンダンゴに着くと、あらかじめ決められた恋人たちへがリハ中。黒瀬さんの姿が見えて「まいど!」とご挨拶。2年振りのファンダンゴ、大好きなハコです。

会場での物販コーナーでは、ギューンCDとともにOZ田口さんが中古レコード販売もやっていて、すかさず物色。うぉー、松村雄策「プライベートアイズ」が1000円!すかさずキープ。

ブランのリハもスムースに完了。まずはほっと一息ついて、お会いするのは2度目の怖のお2人にご挨拶。対バン楽しみにしてました。

Place Called Spaceと怖のリハをじっと眺めて、だんだん緊張がこみあげてきた。
そんなこんなでギューンスハラさん登場。OZ田口さんも来た。

「松村雄策買いますので隠しておきました」「やっぱりアダチクンが買うとおもたわ」とスハラさん。

6時頃リハ完了、スタートは7時ということで、ブラン、スハラさん、クロセさん、怖、歩いてる途中で会ったファンダンゴに向かうゲントウキトモクンとネギ焼「やまもと」へ。2年前連れていっていただいて、そのうまさに感服したお店です。

当然お店は行列で、一行は2店舗に別れて食することに。私はスハラさん、怖のお2人とともに。行列の間ああだこうだ話しながら(マジカルパワーマコさんとのセッション話はすごかったな、しかし)、20分ほどで店内へ。私はネギ焼きすじ肉と生ビールを。いゃあ、もうこれがうまいんだな、実に。要はネギがかなりのボリューム入ったお好み焼きなんだけど、絶妙のふわふわ感と醤油ベースのたれ。でビールが良く合うんだな。来年レコに入るアルバムや「加藤和彦とりびゅーと」の進行具合の話をしながら満腹満足。

会場に戻り、一休み。うぉー、いがさんだ!そしていぬん堂いしどさんも登場。一瞬自分がどこにいるんかわからなくなりましたよ。

で、なんだかんだでギューン祭り2日目はスタートでありました。
まずは今回初共演が楽しみだった怖。LSDマーチやスハラさんのサポートとしての演奏は耳にしておりましたが、怖に生で触れるのは初めて。いやぁすげぇ音、いい音出してました。ホントに30分?爆音の波に身をゆだねて気持ちよくなっていたら終わってしまいました。もっと浴びたかった。

Place Called Spaceは「女流ルーリード」というイメージがほんの一面的な捉え方に過ぎないと云うことが伝わってきて新鮮でした。オオキさんのロック魂と陽の部分が見れた。1stを随分と愛聴させていただいて、で、初めてライブを見たのは2001年のウダロックだったと思います。進化してるなぁ、貪欲に音楽に向き合ってるなぁと刺激的でありました。

あらかじめ決められた恋人たちへは12月の遁レコイベントで共演するmimiのメンバーでもある池永さんの打ち込み、サウンドコラージュに鍵盤ハーモニカ、パフォーマンスの一人舞台。私はファンダンゴの階段上で出番前の精神統一をしておったのですが、目をつむって頭空っぽにしてる中、入ってくる音・声・音・声に、変なところへ持って行かれそうになりました。

会場も暖まって参りました。さてさてブランの出番です。
不思議と演奏前の緊張はなかったのですが、始まってしまったらもう頭真っ白。
どうしたことやらエフェクター電源のトラブルが少々ございまして一部お聞き苦しいところがあったかと存じますが、ガガガとガツンとブラン舞台、あっという間の30分でありました。

 1.Lorca(仮題・フルスロットルバージョン)
 2.タブー
 3.ムード
 mc
 4.サイクリングブギ
 5.お山の大将
 6.オレハ貝ニナル
 mc
 7.憧れと幻想
 8.Fのブルース

「終わった」と思ったら何と何とアンコール。そんなわけでもう一曲

 9.自爆

もうダメです。真っ白です。ひぃひぃ云いながら控えに戻って一休み。スハラさんの笑顔が見えたので「これで良かったんだな」と一安心することに。やれることはやりました、はい。

息も落ち着いてきたので会場に戻りビールを煽る。
シノワアツザワ君(おしゃれな帽子は結局見れずじまいでした)、八木さん、元スパロウズスクーターユウキさんらとご挨拶に談笑したり、ぱぱぼっくすのたるたに先生のお腹をなでたり。そのまま場所を移動して打ち上げに突入。さ、あとはゲラゲラ笑って飲むだけだ。

総勢20名以上いたと記憶している打ち上げの席では、ぱぱぼたるたに先生、ゲントウキともちゃん、シノワアツザワ君、そして私の「ギューン4大ポップバンド」メンバーで、日本のロックの未来に関して熱く語ったりしたようなしなかったような。何かもう楽しくて可笑しくて仕方がなかったことだけ覚えてます。何とも濃密で充実した1日と演奏後の安心感で疲れがドッと出てきたのか途中から自分が何を云ってるんだかわからなくなってきて、気が付いたら落ちてました。

幸せ者です、私は。(2002.11.6.了)