The World of TONSEi RECORDS?ブラン公式サイト
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土曜日, 12月 28, 1996

1996年12月28日 ギューンカセットナイト

ギューン・カセット・ナイトin TOKYO
1996年12月28日(土)高円寺20000V

●出演
遁生、マチコミ、かげろう、ババンガ、イタチ、ぜりぃ、シュガー・カイト

良い企画でした。実に。
遁生は決して万全の演奏とは言い難かったが、健闘したとだけ云っておこう。この場は身内褒めは止めておくことにしているので
す。
「月光」のリ・アレンジは今までなかった「艶」をバンドにもたらしたと云えよう。

「艶」と云えば、今回の企画で最大の収穫がシュガー・カイト。奥に透明なものをもつ朝もやの風景とでも云おうか、わかりずらいか。すーっと吸い込まれていく感覚が気持ちよかった。艶っぽく、凛として。独特のセンチメンタリズム、ロマンティシズム。あーっ、うまく説明出来ん。

なお、シュガー・カイトはギューン・カセットから3曲入りシングルを出している。
「Tears」(ぎ96?0)1000円

個人的にはギューン・カセット社長スハラ氏と初めて対面出来たのがうれしかった。気さくで実にいい方。色々お話させていただきました。

日曜日, 12月 01, 1996

1996年12月1日 Girls From Outspace

1996年12月1日 Girls From Outspace@下北沢屋根裏

●出演
遁生、スパローズ・スクーター、マドモアゼル・ショートヘア、さがゆき、フリーボ

新ベーシスト榎戸が加入してからのフリーボを見るのは初めてだった。「はっぴぃえんど」を引き合いに語られることの多いフリーボだが、榎戸の「ズ太い」ベースに、ライブ版「Live On Stage」を聴いている時の感触をおぼえた。

素晴らしい日本語のロックバンドだ。「10年に1度のバンド」という形容はあながち大袈裟ではないと思う。

大阪のギューン・カセットからCDもしくはカセットを出しているスパローズ・スクーターとマドモアゼル・ショートヘアは都会人のヒーリング・ミュージックといった趣き。1度レコーディング音源を聴いてみたいと思った。

ボーンデージ・フルーツのさがゆきはドラムと2人での出演。
約10分程度のリハを見た時点でぶっ飛んでしまった。私は常々、「言葉」という記号にとてつもないもどかしさを感じている。思っていることを相手に伝えるのに何故それを1度言葉に置き換えなければならないのか。

もし音楽で己の感情の全てを伝えることが出来たら、どんなに素晴らしいことだろう。何故、音があるのにそこに言葉をのせて、説明をしなくてはいけないのだろろう。
さがゆきに私のひとつの目標の到達点を見た気がした。

なお、さがゆきのファースト・ソロアルバムはまぼろしの世界から出ている。