【大木戸・四谷四丁目史】新宿歴史博物館・特別展「四谷塩町からみる 江戸のまち」
『今週末に絶対行く!』
と決めていた、新宿歴史博物館の特別展「四谷塩町からみる 江戸のまち」へ。
現在の四ツ谷駅前の三栄通り横の区画、現四谷一丁目あたり、江戸時代の「四谷塩町一丁目」「麹町十一丁・十二丁目」に該当する、エリアの再開発にともなう発掘調査の成果をもとに、四谷塩町の変線と人々の生活を探る企画です。
四谷塩町といえば…。
私は、かつて存在していた、この地名のことを追いかけたことがありました。
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それ以来、『四谷塩町』は、四谷大木戸ともにとても興味深い場所でありました。
この企画を見逃すわけには行きません。
発掘調査から詳細に見えてくる、江戸時代の暮らし。
お酒、味噌、醤油など発酵食品のもととなる麹を作る「麹室」の大規模施設発掘は、インパクト大。
麹町の地名はまさにここから来ていたのですね。
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ちなみに麹町は現在千代田区の地名ですが、かつて麹町十一丁目~十三丁目は、1943年まで四谷区に属していました(この時四谷一丁目、二丁目に改称)。
また、大火事が多かった江戸時代の備えとして、穴蔵(地下室)が約400個見つかったというのも、「四谷新宿の地下」フェチの私にはたまらないものがあります。
展示を2周半近くまわってお腹いっぱいにして、お土産に充実がたまらない図録の購入は必須。展示物の網羅はもちろん、追加寄稿も充実。
新宿歴史博物館をあとにして、四ツ谷駅方面へ今回の発掘調査のあった場所に向かいました。
いつの間にこんなの出来ていたの?
とびっくりの大商業施設「コモレ四谷」に圧倒されました。コモレ四谷の現所在地は、四谷一丁目に該当しますが、そのすぐ隣は塩町の流れをくむ四谷本塩町になります。