映画「ブライアン・ウィルソン/約束の旅路」雑感
公開時、劇場で見逃してしまったブライアン・ウィルソンのドキュメンタリー『約束の旅路』をアマプラで。
…嗚咽しっぱなしの90分。
こんなもの外で観なくてホントよかった。
これまで何度も何度も見たり聞いたり読んだりしてきたってのに、自身から語られるブライアンの生き様があまりにも心に響きました。
己の音楽的才能に絶対的な自信を持った頼もしい姿。
でも少しでも触れれば、不安と恐怖に壊れてしまうような儚さ。
それなのに、いつだってブライアンが生み出す音楽は、ポップで美しくて透明でロックで…私の気持ちを時に高め、時に穏やかにしてくれるのです。
ちょっと心が疲れて弱くなってたかも。
ちと参った。
「スマイル」を完成させた時の喜びを振り返る様(もう初演から19年も経ってるとは!)、なんとそれまで聴いたことがなかったというデニスのアルバム「Pacific Ocean Blue」に感動しながら耳を傾けるシーン、カールの自宅に向かうが「僕は降りない」と車に残り涙するシーン…いちいちブライアンが純粋すぎて、ヤラレテしまうのです。
良い作品でした。
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