たてものハイ:梵寿綱の建築物を巡る その17
少々お久しぶりとなった梵建築をめぐる梵散歩。
今回は東京都東大和市の「無量寿舞」(向台老人ホーム)を再訪問いたしました。
前回訪れた2022年3月13日は外壁の工事中で外観のすべてを見ることは叶いませんでした。
その際、施設の方から「コロナの影響で工事が長引いてしまったが、4月中には足場等が撤去される予定」とおうかがいしていたのです。
ついに全貌を私の目の前に現した「無量寿舞」は、タイルアート、ステンドグラス、コンクリート彫刻、鉄製オブジェなど、まさに梵寿綱とその仲間たちによる、静かに厳かに個性を発揮する創意と技術の結集でありました。
(沐浴棟)
人生最後の寿舞(住まい)には、人の誕生のモチーフ、そして成長の過程の記憶を呼び覚まし、穏やかかつ安らかに再生へと導かれるというモチーフが散りばめられていました。
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(右:沐浴棟/中央:生命の樹/左:無量寿(慰安室)棟)
それは建物の内部にもきめ細かく施されています。
それをいつかこの目で確かめてみたいです。
それが叶うのは、もう少し先に、私が「無量寿舞」で生活する日になってからかもしれませんが。
実に穏やかな気持ちになりました。