たてものハイ:梵寿綱の建築物を巡る その7
梵寿綱建築をめぐる梵散歩。
2022年2月20日の今回は、曙橋にかつてあった「リドー住吉」跡地へと出掛けました。
駅から靖国通りを新宿方面に向かいます。
現地が近づくにつれ、まさかと思いましたが、その通りでした。
ここ、数年前まで毎日のように反対側の歩道をとおっていた場所です。
リドー住吉は、すでに建て替えられ高層マンション「グランドリドー」となっています。
1階のイオンができた時のことも覚えています。
リドー住吉の在りし日の写真が掲載されたサイトを眺めると、この「SNACK STAGE DOOR」の布看板も確かに記憶があります。
不動産サイトを当たると、現在の建物ができたのは2015年3月とあります。
梵建築に気付けなかった自分の非力を悔やみます。
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この辺りは2017年に閉校したセツモードセミナーをはじめ、なぜかアートスクールが複数ある場所で、特徴的な建築物も多いという印象は常々持っていたのですが・・・。
次に、建物の裏のエントランス側に向かいました。何かささやかにでも梵建築の名残りがないかと期待したのですが・・・うーん。
リドー住吉跡地のふたつ隣には「第二リドー」という特徴的な建物が以前と変わらず残っていました。
こちらは梵寿綱のお弟子さんが手掛けたという記述がウェブ上で複数見られました。
梵建築の確認を急がなくては・・・。
悔しいので池袋で「斐禮祈」と「Vessel:輝く器」を浴びてから帰りました。
【追記】 2022年2月22日
数日後。
「あ、ひょっとしたら!?」
思いgoogle mapのストリートビューで過去の画像を当たってみたところ・・・ありました、ありました!
最も古いのが2008年3月の写真。
(2008年3月:google map ストリートビューより)
私には2013年7月撮影の、この壁に蔦が鬱蒼と茂っている姿がしっくり来ます。
そうそう、この建物です。
(2013年7月:google map ストリートビューより)
続く2014年3月の写真では、建て替え工事中となっています。
(2014年3月:google map ストリートビューより)
私はかつて、梵寿綱のこの建物に、無意識ながらも身近に接していたということを、きちんと確認できて、少しだけほっとしました。
(→「たてものハイ:梵寿綱の建築物を巡る その8」に続きます)