たてものハイ:梵寿綱の建築物を巡る その3
すっかりとりこになってしまった梵寿綱建築。
いざいざ本日も梵散歩へ。
都営三田線の西台の駅を降り、しばらく歩くと・・・『な、なんだあれは?』と強烈な違和感のパンチを繰り出してくるのが、建物から突き出た親指のオブジェ。
紛れもなく梵ワールドに突入であります。
板橋区高島平にあるマンション「ルボア平喜」(作品名「秘羅橲」)は1977年竣工。
緑の壁部分には幻想的な動植物の彫刻が描かれて、それはどれひとつとして同じものはないように見えます。これを眺めているだけでも楽しい。
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エントランス付近の隠れキャラのようなオブジェや照明も楽しく、重厚な扉の横を通り中に入れば、3階まで吹き抜けの空間。教会を訪れたような厳かな雰囲気があります。
階段をのぼり最上階11階にたどり着いて天を見上げたら思わず声が出ました。
緻密なモザイクタイルの天井画が広がっていました。これが美しいこと。
非常階段と思われる外階段をくだりながら、緑の壁の彫刻を眺めます。
そしてふと下を見下ろすと・・・あれ?
あの強烈な親指のオブジェの秘密が見えてしまいました。
え?
うそ・・・まさか、そんな・・・。
ここはあえてネタバレは控えましょう。
是非あなたのその目で確かめてください。
この建物にも先日訪れた「斐禮祈:賢者の石」(池袋)同様、酒卸の「平喜屋」が1階に入っています。マンション名が「ルボア平喜」であることから、所有者は同じで、こちらが先に建った兄弟建築の模様です。
本日も良き梵散歩でありました。
たてものバンザイ。
本日もごちそう様でした。
(→「たてものハイ:梵寿綱の建築物を巡る その4」に続きます)