アダチ龍光の晩年舞台映像
つ、ついに見ることができました。
「東宝名人会 立川談志大全集」(ユーキャン)収録の特典DVD「談志が惚れた明治三二〇歳より」。
ここには、1981年(昭和56年)5月8日に日比谷芸術座で開催された第913回東宝名人会でのアダチ龍光の奇術と立川談志との対談が収録されているのです。
第913回東宝名人会「明治三二〇歳」は、林家彦六(85歳)を筆頭に、龍光、寄席ばやしの橘つや(82歳)、浪曲の木村松太郎(82歳)の4人がメイン。司会を立川談志がつとめ、橘つやのおはやしに合わせて、鈴々舎馬風と三遊亭楽太郎が落語家の形態模写を。木村松太郎と談志がトリで「慶安太平記」をリレーでつとめました。(読売新聞 1981年4月30日夕刊9面より)
翌1982年(昭和57年)10月13日に86歳で亡くなる龍光にとって最晩年の舞台映像となります。
まず
・レコードとハンカチネタ
・赤と白のひもの輪のネタ
・千円札を印刷するネタ
・トランプの扇を作ったのち、ひたすら客席にトランプを飛ばすネタ
を披露し、談志との対談に移ります。
久しぶりの舞台に
談志「どうっすか?たまに出てきた感じ。やっぱり興奮する?」
龍光「いやぁ、やっぱいいわね。生きててよかった。」
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から始まる饒舌で粋な会話・・・たまりません。
見どころ聞きどころつっこみどころ多数。
引き続き細かく見てご報告いたします。