「ロックンロール・サーカス」のジョン
最近のお気に入りの1枚は「WINSTON LEG-THIGH & THE DIRTY MAC – “Rock’n Roll Circus”-Yer Blues Session」。
おなじみ、1968年にローリング・ストーンズが製作したスタジオ・ライブ映像作品「ロックンロール・サーカス」にジョン・レノンが出演した際の音源を、リハ、ジャムセッション、本番向け数テイクなど全部のせしたCD。
当時28歳のジョンのバックを務めるのはこの3人。
(カッコ内は当時の年齢)
エリック・クラプトン(23)/クリーム解散直後
キース・リチャーズ(24)/ローリング・ストーンズ
ミッチ・ミッチェル(21)/ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス
「あ、あ。レノン先輩がやれって言うならそりゃ、もちろん馳せ参じますよ。」
と、大看板2人に新進気鋭のメンバーが堅める、ジョンの英国ロック番長然とした様もたまらまい。
この一連の音源が収録されたのは1968年12月10日(火)〜11日(水)。前月に「ホワイト・アルバム」が発売されたばかりで、翌月の年明け1月2日から「Get backセッション」のちの「Let It Be」となるレコーディング・セッションと映像撮影が開始されるわけであります。
この時の監督が他でもありません、この「ロックンロール・サーカス」と同じマイケル・リンゼイホッグであります。
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バンド名「DIRTY MAC」は、また存続中であったビートルズ内でのポールとの緊張関係状態があまりに直接的に察せられ、少々複雑な思いにも・・・。
こうして見ると・・・。
果たして必然だったのか、それとも誰かが悪かったのかわかりませんが、少々ビートルズはこのタイミングで、次に向けた予定を詰め込み過ぎたような気がします。
少しお休みの期間とメンバー間の距離を取っていたならビートルズは解散に急ぐことはなかったのでは・・・と。
飽くまで「もしも」のお話ですが。
オフィシャルリリースの「Yer Blues」映像はこちらにて。
いやぁ、かっこいいねぇ。シビれるねぇ。