【大木戸・四谷四丁目史】発見!閻魔王のお堂に刻まれた花街の店名
今週はお昼や帰り道に「一日一寺」を心掛けてみました。
巡るはもちろん四谷四丁目〜新宿二丁目辺りを。
今週、足を運んだのは太宗寺、笹寺東長寺、長善寺のこの辺りの定番3寺。
太宗寺は、江戸6地蔵の3番地蔵や閻魔王像で有名であります。
閻魔王像の安置されたお堂には、奪衣婆像も一緒で、普段格子戸が閉められて、お堂の中は真っ暗。
真ん中に白いボタンのスイッチが置いてあって、これを押すと、明かりがついて閻魔王像と奪衣婆像が見える時の怖さと言ったら・・・。
わかっていても、何度やってもドキッとする。
さて。
このお堂の周りの石の囲い(これなんて呼べばよいのでしょう?)をみると、石の1本、1本に奉納した商店や企業、個人の名前が書いてあることに気付きました。
何とは無しに読み進めていくと
【スポンサードリンク】
「四谷永住 建〇(判読出来ず)」
の文字。
四谷永住とはかつての四谷四丁目の地名であります。
あと読めるのは、不二川料理店、金森楼支店、第二不二川楼・・・ん? これってひょっとしてこの辺りの花街時代の店名もあるの?
しばらくお堂の周りをグルグル。
そして、すぐに事務所に向かい、
「閻魔様のお堂の周りに書かれている奉納はいつ時期のものですか?」
と尋ねる。
「あー。今住職が出掛けておりましてわかりません。」
・・・残念。また来ることにしよう。
なるほど奉納というのは、また面白いものに気がついた。
歴史あるお寺には奉納帳みたいなものが残っていて、それを見ることは出来ないものだろうか?
当時の近隣のお店や企業の名前や、住んでいた人の名前なんかもわかるんじゃなかろうか。
後日検索すると、太宗寺の閻魔様のお堂の奉納に関して、さすがは先達が詳しく言及しているサイトを発見。
このお堂の周りの石の囲いは「玉垣」って言うのね。
「昭和八年四月十六日」という竣工の文字もあったのか・・・。もう一度見に行かなきゃ。
永住町側のお店は、私が解読したいなぁ・・・。
いやぁ、しかし、興奮しました。
1件の返信
[…] これって先日太宗寺の閻魔王像と奪衣婆像が安置されたお堂の玉垣(1933年(昭和8年)4月16日竣工)で今週見た「不二川楼」ですよね! […]