アダチ龍光さんのこと:石田一松
非っ常に気になる演人検証本が最近出たことを知る。
「昭和芸人 七人の最期」 (文春文庫) 笹山 敬輔 (著)
エノケン、ロッパ、金語楼、エンタツ、トニー谷など名だたるスター芸人らの中に石田一松の名が!
石田一松といえば、アダチ龍光さんが吉本所属時代、よく同じ舞台に立っていた芸人さんで「はは、のんきだね〜」の『のんき節』が有名。
空襲で家を焼かれて、新潟の実家に疎開して村役場で働いていた龍光さんを、戦後東京に呼び寄せたのが他でもない石田一松。
ちょうどその時期石田は政界進出・・・いわばタレント議員の走りみたいなだったみたいで、石田が手を回し、龍光さんは三木元首相在籍の「国民協同党」の党員という名目で上京。で、1945年から落語協会に所属。当時円生、志ん生はまだ満州から復員してなくて人手が足りないと寄席に駆りだされたそう。(参考文献:雑誌「新評」人間模様・喜劇人たち・1978年1月)
そんなこんなでアダチ龍光史でちょこちょこ目にしていた芸人さんで、その詳細は全く知らないだけに、早く読みたい!到着が楽しみ!
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