アサダ二世さんに龍光さんの幻影を見た

「最近(アダチ龍光さんの弟子)アサダ二世さんが、寄席で奇術をせず、龍光さんの話をしている」
という話を耳に。
「これは是非アサダさんの舞台に足を運ばなくては・・・。」と今週から来週に掛けて出演されている新宿末廣亭へ。
今回のアサダさんは「大したことやんないんですけどね。。」としゃべりと小ネタの奇術で笑わして驚かせてという通常スタイルで、アダチ龍光伝はなかったのですが、黒の三つ揃いの背広に蝶ネクタイ、眼鏡に口ヒゲという佇まい。
今まで写真やテレビで見るアサダさんにそれを感じたことはなかったのですが、今回はちょっとした仕草やある角度から見える姿が龍光さんとかぶって、思わずウルウルと来ちゃいました。生の舞台の力はスゴイ。
今回アサダさんは仲入り(休憩)前のトリの落語家さんの前の出番で、どうやらその方の準備が遅れたらしくて、袖から時間を伸ばすような指示が出てる様子でした。そんなことに動じず、きちっと時間伸ばして合わせてってところが色物の素晴らしさというか、職人的なかっこよさも見た気がします。
しかし、寄席っていいもんですねぇ。
落語を中心に、漫才、漫談、曲芸など、演目のバラエティの豊かさ。
落語の噺家さんそれぞれの持ち味の豊かさ。すっかり引き込まれました。
また観に行きます。
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