【雑感】『ペット・サウンズ』50周年アニバーサリー・ジャパン・ツアー(4/13)
もしも夢なら覚めないで欲しかった・・・。
嗚呼、まさに至福の2時間半でした。
第2部の「Pet Sounds」全曲演奏をメインディッシュとして、ブライアンのソロ曲は2曲のみの大ビーチ・ボーイズ大会。
今回のメンバーには、いつものワンダー・ミンツのダリアンを中心とした布陣を中心に、ビーチ・ボーイズからアル・ジャーディンに息子のマット・ジャーディン、そしてブロンディ・チャップリンが参加。
アル・ジャーディンが今回メンバーだって聞いて、実のところ「んんん?」っと思ったのだけれど、歌も実にいいし、マイクがメインの曲でも味わい深い声で、すごくいい仕事してた。ブライアンとの掛け合いもさすがは長年のバンドメンバーでニヤニヤさせられることしばし。
アルの参加は大正解だったかと。
「Friends」収録の「Wake the World」がまさかライブで聴けるとは・・・。
ブロンディ・チャップリンは、上手いんだかなんだかわからない(失礼!)爆音ギターや、ミック・ジャガーかよってなアクションが少々トゥー・マッチではあったが(失礼!)、「Sail On, Sailor」は決まってた。以前のツアーでもブライアンが歌って取り上げてた曲だけれど、当時カールが目指した黒く泥臭いロックとはこういうことだったんだなと改めて楽曲の良さを再認識しました。
たまたま今日のコンディションの問題だったのか、それとも・・・。正直なところわからないのだけれど、ブライアンは高い声を出すのを諦めている様子だった。それをマット・ジャーディンが補う感じ。
メロを途中まで歌って急にマットを指差して「ここからお前が歌え!」と指示してるシーンは何だか微笑ましかった。
マットの声は透明感あって、よかったんだけどロック世襲制度を見せられるより、ダリアンが歌った方が好みだったかな・・・・。
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いや、アルや息子のマット、そしてブロンディ・チャップリンにも魅せ場をたくさん作って、ブライアンとダリアンは、ブライアンの作った音楽とビーチボーイズというグループの凄みをこの2016年に示そうとしてるんだな。
これまでブライアンを支えるリーダー然としていたダリアンが一歩引いているように見えたのはそんな理由からだったのでしょうか?
アンコールの「Good Vibrations」から始まるノンストップのロック曲6連発は「嗚呼この時間が永遠であったなら・・・」と願うように踊り狂いました。
そしてラスト。
振り絞るようにブライアンが唄う「Love and Mercy」には伝う涙を抑えきれませんでした。
今回で最後なのかなぁ。。。
客入れのSEでしばらくExplorers Clubが流れてるのにしばらく気づかず、「あ、そうか」とニヤリ。まぁ、とにかく落ち着かなかった。
帰路しばらく胸の鼓動が止まりませんでした。
(ひとまず今日のところはこの辺で。また明日以降加筆するかも。)
【セットリスト】
第1部: Greatest Hits & Rare Cuts
Our Prayer
Heroes and Villains
California Girls
Dance, Dance, Dance
I Get Around
Shut Down
Little Deuce Coupe
Little Honda
In My Room
Surfer Girl
Don’t Worry Baby
Wake the World
Add Some Music to Your Day
Honkin’ Down the Highway
Darlin’
One Kind of Love
Wild Honey
Funky Pretty
Sail On, Sailor
第2部: Pet Sounds
Wouldn’t It Be Nice
You Still Believe in Me
That’s Not Me
Don’t Talk (Put Your Head on My Shoulder)
I’m Waiting for the Day
Let’s Go Away for Awhile
Sloop John B
God Only Knows
I Know There’s an Answer
Here Today
I Just Wasn’t Made for These Times
Pet Sounds
Caroline, No
アンコール:
Good Vibrations
All Summer Long
Help Me, Rhonda
Barbara Ann
Surfin’ U.S.A.
Fun, Fun, Fun
Love and Mercy
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