映画「JIMI:栄光への軌跡」鑑賞、雑感
ジミ・ヘンドリックスの伝記映画「JIMI:栄光への軌跡」を鑑賞。
(以下、ネタバレもありです。)
クラブの箱バンのギタリストとして地味な演奏家活動をしてたのを見出され、ロンドンに渡りエクスペリエンスを結成しブレイクし、その勢いを持ってモンタレー・ロックフェスティバル出演でアメリカ凱旋せんとする、濃密な数年を描いた作品。
演者もハマってたし、時々挿入されるドラッギーな映像も引き込まれました。スウィンギン・ロンドンの雰囲気も、当時の映像や音楽を交えることで、そのワクワク感が疑似体験出来た感じ。
しかし、大人の事情なんでしょう、ジミヘンの音楽が一切使われていないというのは、事前にわかっていたとはいえ、この映画の魅力をかなり損なってしまっているのが残念。
フーやアニマルズの映像が流れて、ディランもスモール・フェイセズもヤードバーズも掛かるのに、肝心のジミヘンの音楽がない。
ジミ・ヘンドリックスエクスペリエンスの音楽が何を変えて、その衝撃はどのようなものだったのか、やはり音と共に観たかったというのが正直な感想であります。
そのかわりとなるハイライトが、ビートルズのアルバム「SGTペパー」リリース記念ライブに出演し、出番直前にタイトル曲「SGTペパー」をカバーして演奏しちまうというシーン。
でも、しかし。客席にビートルズが全員いたけど、こんな史実あったっけ?「SGTペパー」発売数日後にエクスペリエンスのライプをたまたまポールが観に行ってて、いきなり「SGTペパー」を演奏されてびっくりしたって話じゃなかったっけ??
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まあ、とにかくこのシーンは実にワクワクしてカッコ良かった。
そんなわけで、なんだかんだいってますが、楽しい2時間を過ごさせてきただきました。
http://jimi-movie.com/