禁煙セラピー「私はもう喫煙者ではありません」
もし「あなたは、この夏は何をされましたか?」聞かれたなら、迷い無く私はこう云います。
「禁煙です」と。
いや「禁煙してます」というか、「私はもう喫煙者ではありません」というのが、正確な表現なのですがね。
え?ええ、確かに数日前まで1日30~40本の喫煙が当たり前でしたよ。でも、8月12日の夜10時頃を最後に1本たりとも吸ってません。「たった3日我慢したくらいで・・・」とおっしゃいますか?
いやいや今や、吸いたいとも思いませんね。タバコを止めてまだ丸2日ほどですが、私はもう喫煙者ではありません。
・・・というのもですね。「禁煙セラピー」(アレンカー/KKロングセラーズ)
この本っすよ。
だって、別に私自身「禁煙しよう」なんてこれっぽっちも、考えてませんでしたし、家人が「タバコやめろ」だ、「臭い」だの云うのなんか屁とも思ってませんでしたからね。妻なら「貴方の吸った煙なのね」と私の吐く煙を名残惜しそうに、天井へ消えゆくまで眺めているくらいでいなさい、と。
ところが、先日入った本屋さんで何気なく、ホント何気なく手に取ったこの本。少し立ち読みしたら「あれ、タバコやめたくなってきた。つぅかやめたいわ」という気持ちになって来るんですわ。で、別な本と併せて購入してウチに帰ったらもうコレしか読んでないんです。
「タバコを吸いながら読みなさい」と書いてあるから、そうしてきたのですが、半分くらい読み進めた辺りで「タバコを吸いたい」と一切思わなくなって、そのまま丸3日。
要はこの本に書いてあることって自己催眠、自己暗示なんです。
・タバコを吸うことになにもメリットは無い
・タバコを吸って「ホッとする」「美味しい」「勇気が出る」と感じるのはニコチン禁断症状の緩和でしかない
・つまり自分は薬物中毒であることを自覚せよ
という話を何度も何度も刷り込んでくるわけです。
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いやいやホント1本も吸ってません。それまで吸っていたタバコは捨てました。灰皿も洗って玄関の外に置きました。
毎日外出して人混みに飲み屋に出掛けてますが平気です。
平気ってのは少しだけウソですが、例えば「いつも食事の後は一服して・・・」みたいな習慣からくる欲求は確かに感じます。でもね、それを我慢するんでなく、楽に抑えられるのです。ニコチンを絶つことによる肉体的禁断症状というものは、この本を読めば簡単に乗り切ることが出来るでしょう。ちょっとやっかいなのが、この生活習慣と結びついた喫煙欲求かもしれません。こうしてキーボードで文字を打つのも必ずタバコふかしながらでしたからね。何となく文章のテンポが悪い気がいたしますが、そんなものはタバコのお陰などではないのです。
いまひとつ文章のまとまりが悪いのは、さらに今日明日がピークというニコチンの肉体的禁断症状のせいかもしれませんが、別にいつも文章のまとまりが良かったのはタバコのお陰などではないのです。
しばらくメールでのやりとりやお会いする際に、切り返しに鋭さが生じないかもしれませんが、それはいつものことかもしれませんし、もしかつて鋭いことがあったとしても、それはタバコのお陰などではないのです。
少々イライラしてることがありましてもここはひとつ「タバコのせいでそんなにイライラするなら、もうすぐ解放されるなんて本当に素晴らしい。禁煙する勇気と思慮がある貴方って本当にすごいわ」と抱きしめてやってください。
続きはまた書きます。
結論は「禁煙は楽しい。気持ちいい。・・・ちょっと苦しいけど。でもホントちょっとだ。」
「禁煙セラピー」の骨子に近い内容は下記URLで読めます。
http://www.letre.co.jp/~iwaki/smokers/
【追記】2003.8.19
お陰様で禁煙開始から7日目。
いや違うわ。禁煙でなくて、私は喫煙者でないのです。
酒の席などタバコの煙の充満する場所での試練多数でしたが、苦しかったり、吸いたい衝動に駆られることも特になし。
逆に、他人のタバコの煙でお腹が痛くなりました。
うわっ、これって18のタバコ吸い始めの時期の症状じゃない!身体のニコチン依存はほとんど抜けた模様。生活習慣と結びついた喫煙欲求も随分少なくなりました。
疲労感の減少。食欲のアップ。
怖いくらいにすごいわ、この本。