アダチ龍光さんの命日
今日は奇術師アダチ龍光さんの命日で、没後ちょうど30年にあたります。
1982年10月13日。
私が10歳の頃で、父親から「龍光おじさんが亡くなった」と聞いたことを覚えています。
ウチの身内からは龍光の実家の新潟の多宝寺から当時の住職のケンスケさん(故人/龍光の弟、操の息子)が葬儀に参列したと聞いています。
強烈な印象を受けたエピソードが、和妻師藤山新太郎氏から話を聞き、著書「タネも仕掛けもございません~昭和の奇術師たち~」 (角川選書)でも触れられている、立川談志の話です。
通夜に駆けつけた談志は何かに取り憑かれたように一点を見つめ、龍光の芸に関して、芸の凄みに関して1時間以上語り続けたと言います。また、その時頻繁に龍光を「名人」と称したそうです。
「芸の凄み」や「名人」という言葉が正直あまり似合わないような気がする龍光ですが、談志には一体何が見えていたんでしょう。
それが少しでもわかるように、今日は龍光の映像を観たり、龍光について触れた本を読んだりしたいと思います。
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