帰省
お盆に帰れなかったので、母親の墓参りのためひとり帰省。東京駅の金曜夜はすごい混雑!自由席に座るのはとっとと諦めて、デッキの荷物起き台のスペース(多分旧公衆電話)に陣取る。ここなかなか快適なんだよなぁ。
色んな思いがあったからだろうけれど、「え?もう一年?」と「一年しか経ってないの?」という気持ちがごっちゃになって正直訳がわからない。
もういない人には、いくらお墓に出掛けたとしても決して会えない。何か思いを伝えたとしても伝わるわけなどない。
でも、あの家に帰れば、今もあの人が「おかえり」と行って出迎えてくれるような期待が全くないかといえば嘘になる。そんなことはあるはずがないのである。でもまだ完全に貴方の不在を受け入れ来れてはいないのです。
いや、8割方自分の中で整理が出来ているとしよう。では何故今私はその場所へ向かっているのか?
あの人の不在となった、その後の家族や親戚と向き合うためなのだと思う。
一年前のあの日から、確実に何かが変わった。時や記憶の流れるスピードは人それぞれで確実に変わった。
少し遠くに離れて生活していた私と、一番身近で生活を共にしていた人とは、そのスピードは全く違うだろう。
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どうしたってあの人は帰って来ない。その事実を私は仮に8割方受け入れたとしよう。でもまだどうしたって1分1厘も受け入れることが出来ない人もいる。
だから会いに行く。でも絶望を与えるためなんかじゃない。僕らはあの人の不在を乗り越えて生きて行くんだってことを話すために。それぞれにそのスピードは全く違うだろうけれど。
うーん。
支離滅裂な文章だ。
どうしたってこの1年はなんだか地に足が着いていないような、何が現実かインチキかよくわからないような感じだった。
1年経った。
今まさにあの人がかつていた場所に向かおうとしている。
あの人のために行くんじゃない。
悪いけど、自分の気持ちの落とし前と、これからも共に支え合って生きていく家族や親戚と向かい合うためだ。
でも、やっぱり会いたいよ。