The Explorers Club「GRAND HOTEL」傾向と対策
いよいよリリースが今月となったThe Explorers Clubの新譜「GRAND HOTEL」であります。
Amazon MP3やiTune Storeでは全曲試聴も開始(iTune Storeの方が試聴時間長いと思う)。いやがおうにも盛り上がるわけであります。
本作に至るまで、彼らは昨年10〜12月に「The Californian Suite」「The Carolinian Suite」「The New Yorker Suite」とカバー1曲+「GRAND HOTEL」収録曲のラフミックス2曲という構成の音源集を3作、Amazon MP3にてフリーで配信を米国内限定で行いました。
そう、まさかの「米国内限定配信」。
目の前にご馳走があるのに手に入れられないもどかしさ。
こいつには参りました。
しかし、我らがExplorers Club。
SOUNDCLOUDで上記3作収録の9曲全曲と、「Run Run Run」の最終ミックス、シングル。エディットミックスの配信を一般公開。今みたら「Open The Door」が追加されていました。
ウェブサービスやソーシャル・ネットワークを使ったプロモが彼らは実にうまい。
新作への期待はいやがおうにも高まるわけであります。
そんなこんなで、だいぶその全貌が見え始めた「GRAND HOTEL」。
前作「Freedom Wind」が「ブライアン・ウィルソン解体新書」と例えれば、今作は「ソフトロック大百科」とでも申しましょうか。
必殺ポップ・チューンの「Run Run Run」を筆頭に、ロジャー・ニコルス(あまりちゃんと聴いてないけど)風あり、カントリー・ポップあり、スペクター流ウォール・オブ・サウンドあり、もちろんブライアン・ウィルソン/ビーチ・ボーイズ風味も随所にありで、実にバラエティ豊か。
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早く全曲をアルバムの形できちんと味わいたいです。
ライブも観てみたい。日本に来てくれないかな。