全国魔羅巡り
昨日のかなまら祭に本人が来場していて、即売会で購入した、写真家の石本馨氏の「出でよ、神様!—ゴシンタイ・ポストカード」(光人社刊)を眺めていたら何だかすっかり火が付いてしまう。
この本は、全国30ヶ所の御神体や性器崇拝のお祭りを写したポストカード形式の写真集なのですが、気が付いたら西岡秀夫先生の「図説・性の神々」(1961年/実業之日本社刊)やら性奇崇拝関連本片手に、旅行気分であります。
やはり何と云っても性器信仰祭と言えばこれ。表紙にも使われている愛知県小牧市の田縣神社の豊年祭り
(このサイトや
http://akon.cool.ne.jp/tagata/
このサイトに
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hanamizuki/2932/tagata03.html
説明と写真多数)
の写真が躍動感溢れとにかく圧巻で、とにもかくにも数年の内に一度は訪れなくてはなるまい。
接写された、長崎県壱岐市 塞神社
http://www.yado.co.jp/kankou/nagasaki/iki/saij/saij.htm
の御神体もすごい迫力である。
地元では、「さいたま市:高さ60cm。江戸時代から当地に祀られている」と説明がある魔羅神さまが掲載されているが、はっきりとした場所が記されていない。御神体には「麻良諏訪大明神」云々と記されたお札が見えるが、果たしてこれはどこにあるのだろうか。
板橋は、徳丸北野神社の田遊び
http://www5a.biglobe.ne.jp/~sinwa-k/taasobi.htm
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/seibun/jukkei/07taasobi.htm
で用いられる「よねぼう」という人形も掲載されているが、こちらは五穀豊穣の意味合いが強いのだろう。
メグブランの地元、茅ヶ崎は菱沼の道祖神
http://www2.tok2.com/home2/dousojin/kanagawa1/tigasaki/32035.htm
も実にかわいらしい。
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是非近い将来実現したい山口遠征であるが、実現の暁には必ずや訪れるべき宿題が出来た。
山口県長門市「魔羅観音」である。
写真では「子宝や壮健を祈願して奉納された多数の男根が所狭しと並ぶ」とキャプションがあるが、実に厳かな画が切り取られている。
嗚呼止まらない。と魔羅ない。
大事にしたい日本の心。