「遁レコ通信」第3号 98.9.30. -------------------------------------------------- ◆更新情報◆ 9月22日 「フライヤーマガジン『遁レコ通信』活用に関する一考察」をアップ 一両日中  栗原徹「結局80's」久々新着原稿近日アップ "The World of TONSEI RECORDS" http://www.t3.rim.or.jp/~kakou/index.htm -------------------------------------------------- <徹底検証インターネット技術シリーズ> ICQを持たない理由など何もない。 〜今更ながらのICQ入門〜       ■アダチ カツノリ(ICQ#13101410) 遁レコサイトでも地味ながら普及活動を続けてきたICQ。 これがなかなか画期的なソフトで、一度使い始めたらもう手放せないという方は決して私だけではないだろう。 「ICQはインターネットにおけるコミュニケーションを変える」ととこぞの雑誌が書いていたけれど、それがホントか、ウソかはさておき、有料化が囁かれる中、「もらえる時にもらっとけ」というのが正直なところ。 ICQはイスラエルのMirabilis社が開発したソフトで、一言で言い表すなら「リアルタイムコミュニケーションツール」てな感じか。メールとチャットの合いの子と言うのが一番近いかもしれないな。 うーん、それでも何とも伝え足りない気がする。 とにかく使ってみて初めてわかる感覚。しかもネットにおいてかつて味わったことのない感覚に陥ることは間違いない。 まずはさておきICQを入手しよう。 ICQはフリー配布されている。遁レコサイトの目次の下の方からリンクが貼られているし、検索エンジンで「ICQ」と入力すればいくらでも引っかかる。 1メガちょっとのファイルなのでダウンロードにはそれほど時間は掛からないのでご安心を。 DLしたファイルでパソコンへインストールし、インターネット接続する。そこでICQを起動するとICQサーバーに接続、そこで個人IDであるICQ#番号が割り当てられる。これがメールで言うところのメールアドレスとなる。 次にICQのアドレス帳、コンタクトリストに友人・知人のICQユーザーを登録。以上で下準備は完了。 英語版のソフトだけに今までとっつきずらい印象を持っていた方も多いかもしれないが、何ら難しいことなど無いし、使用法の説明サイトはいくらでもある。とりわけ丁寧なのがChannel ICQ(http://village.infoweb.ne.jp/~fwhf6177/menu.html)で、マニュアルの完全日本語版から「ICQ有料化か?」で騒がれるAOLのMirabilis買収問題までICQのことはとにかくここを覗けばわかる。 ICQを使い初めてまず何に感激したかと言えば、コンタクトリストに登録されている友人・知人の誰がインターネットに接続中かということがわかり、かつメッセージを送るとそれはサーバーを通じて直接相手のコンピュータへ瞬時に送られるという点。 もちろん相手からの返事も瞬時に受け取ることが出来るわけで、そこで簡単な会話が成立する。 あちらこちらのホームページをあてもなくうろうろしている時、突然ICQにメッセージが届く感覚はとにかく新鮮である。 またユニークなのが「ランダムチャット」。 接続中のICQユーザーを全世界からランダムにピックアップし、会話を始めてしまおうって機能。 ICQを始めたての頃は当然ICQ友達は少なかったわけで、その人が自分の接続中にネットにいるとは限らない。またICQの使い方を身体で覚えるためにもかなりこの機能で勉強させていただいた。 当然英語圏の方に出会うことが多かったのだけれど、「コミュニケーションは言葉じゃなくて伝える意志だ」なんてどこぞの英会話教室のコピーみたいなことを心から感じたりした。ホントなんとかなるしこれでICQが何たるかが理解できるだろう。 またICQはあらかじ自分のプロフィールやメールアドレス、性別などを表明しておくことが出来るので、ランダムに選ばれたユーザーへメッセージを送る前に相手が何者なのかを知ることが出来る。 知らない人とどうでもいい話で3時間なんてことも多々あった。一時は「オレICQ中毒か」とひびったこともあった。とにかく、新鮮なソフトである。 それでも「自分が接続しているのを知れられるのはイヤだ」とか「知らない人から突然メッセージだなんてうざったい」という人もいるだろう。当然私もそういう時もある。そんな時はICQ上で「席を離れている」だとか「邪魔するな」とか、たとえ接続中であっても「オフラインである」という自分の状態を表示出来る。また他人のコンタクトリストに勝手に自分のICQ#を登録出来ないようにすることも出来る。 セキュリティー面も至れり尽くせりである。 まだまだ便利な機能があるが、その辺りはご自分で確かめていただきたい。メッセージと同様に相手のコンピュータにダイレクトにファイルを送ることが出来る機能は割れ物 好きの方が重宝しているだとか便利すぎて良い面も悪い面もあったりする。 そんなこんなで知人たちにもICQユーザーが増えだしてきた。メールを出すほどでもなく、わざわざチャットに出かけるほどでも無い時のおしゃべりに重宝するが、私はそんなことばかりしているわけではない。 何かICQを遁レコサイトの企画に有意義に役立てることは出来ないかと日々考えているのである。我ながら実に偉いと思う。 メッセージのやりとりの履歴は全てICQに保存されているので、対談モノの企画にはホントもってこいだと思う。あれやこれやと話をしたものをテキスト保存し、そのままHTML化すればよいわけで、実に簡単。ICQで「テレホンショッ キング」まがいなことをやったら楽しいだろうと思う。また同様のことだが、インタビュー企画にも使えるだろう。 もくもくとテキストを書くホームページに限界を感じていた昨今、ICQで他人を巻き込んだ企画が実現するのではと期待している。 とにかく断言する。ICQを持たない理由など何もない。 Mirabilis社は正式にAOLに買収されてしまった。正直タダで配っていたのが不思議なソフトである。これだけ云っても使う、使わないは貴方の自由であるが、最近ではビジネスマンが名刺にメールアドレスと共にICQ#を入れだしているという話も聞く。もう一度云うけれど、もらえるうちにもらっとくことをおすすめする。 -------------------------------------------------- ◆ライブ情報◆ ・ブラン  98年10月25日(日) 高円寺20000V  開演 18:30   共演 レングラード・ブルースマシーン     ベガポップ 他 -------------------------------------------------- *ミニメーリングリストとしても「遁レコ通信」は機能いたします。ご意見、ご感想、「オレにも書かせろ」等ご希望がございましたらkakou@t3.rim.or.jpまで。その際は「遁レコ通信掲載希望」の旨を明記して下さい。バンドのライブ告知もOKです。 -------------------------------------------------- 遁生レコード   http://www.t3.rim.or.jp/~kakou/index.htm    文責/アダチ kakou@t3.rim.or.jp           ICQ#13101410