Live At The Roxy Theatre顛末記
浜尾 六郎
現在隠れたベストセラーとして輸入CD店等で売れまくっているというブライアンの今年4月のハリウッドはロキシーでのライブ音源を収録した2枚組CD「Live At The Roxy Theatre」(BRIMEL1001)。 ブライアンのオフィシャルサイトwww.brianwilson.comのインターネット通販のみでの発売というしろもの。店頭に並んでいるのはお店が独自に直接仕入れているものだそうな(一体店頭じゃいくらででているんでしょうか?)。 そんなそんなこのCD、発表の噂を聞いたのが今年3月でありました。早速上記サイトのアクセスして予約をしたのが4月18日。送料込みで22ドル、こいつは安い。そんで昨年7月の運命の時の追体験が出来るなんて・・・「間もなく完成、発送予定!」という記載を信じ、毎日毎日ポストを覗いては「きっと明日・・・いや今週中には」と首を長くしてCDの届くのを待っておったわけでございました。 「どうも完成が遅れているらしい」だとか「2枚組で仕様が変わったらしい」だとか噂が飛び交い始めたのが5月末。www.brianwilson.comを覗くと「6月から発送開始!」との文字。そんならそれで待ちましょうとタカをくくっていたのが運の尽き。 10日には代金の引き落としはしっかりされ、しかし待てども待てども届かない。そんなこんなで暦は7月に突入。 私も参加しているBBのメーリングリストBBMLJで「ROXY CD届きました」だとかCDの感想のポストが出始めたのがこの時期。さすがにそろそろ届くのだろうなぁ再びワクワク、しかし届かん。 少々不安になってきたのでwww.brianwilson.comの通販の受発注を請け負っているCelebrity Merchandiseに問い合わせのメール、しかし返事はなし。それが確か7月の中旬。 この時期私事バタバタが重なり、気にはなってはいたものの、次の打開策を打つ余裕が無く8月に突入。 そんな時期に新宿タワレコでの萩原健太氏のトークイベントで「ライブCDが出たけどまだ届かない」という話題がある一方、BBMLJでは「注文から1週間で届いた」「届かないからもう1枚発注したらそっちはすぐ届いた」というポストがあったり、国内の輸入CD店に並び始めたという話を聞き、これはどうも発売以前に注文したメンツにトラブルが起こっているなというこ とを察する。 (健太さんも別個発注をし、そっちはすぐ届いたということを氏のサイトで書かれてました) さすがにこれは黙ってると永遠に届かんなと思い、再びCelebrity Merchandiseにメールを。インチキ英語であるが今回は深刻なトーンでのクレームを送る。 それが8月31日 Hi.そこには私のオーダーシートをPDFで添付。 2,3日後返事が届く。 Hello,オーダー番号でチェック出来るじゃねぇかよ、何がダブルチェックだと思いつつもぐっこらえフルネームとメールアドレス、念のため住所を記し返信。別個メールで「PDFを開けない」との話。「アクロバットリーダーも入っとらんのかいな」とまた腹を立てるがぐっと堪え、テキスト部分をコピーして返信。 4,5日経っての返事は・・・。 Hello,郵便事故みたいな言い訳をしているが、こんなことごとく届かない人がいる状況ってなんたのだ!? 私だけごまかそうってったってそうは行かないってな内容をやんわーりとめーるで。 何はともあれ9月6日に発送したという言葉を信じることに。 これでいよいよ大丈夫なんだろうな。 迷惑掛けたんだからすぐ届くんだろうなぁと思っていたら結局手元に届いたのが9月29日。エアメール使うのが筋じゃねぇのか?普通。そんで封筒にはCDが放り込んであるだけ。 最後まで非は全く認めないってことね。「オウムのスケッチ」かっての! そんなこんなで注文から約半年。 届いたはいいけどめちっゃめちゃ後味悪いっす。 でもブライアンは悪くないの。 一応フォローしておくと、事前予約の方以外は発注後速やかに商品は届いてるみたいですってこんなことあっては、少々高くとも店頭で買うわなぁ。(2000.9.30.)
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