●Doll 8月号
(株式会社Doll)
今月の新譜「KISS THE DISC」(行川和彦氏担当)
(以下、転載)
これもパンク以降のヘヴィ・ロックと言いたい、東京拠点のトリオのセカンド。ヴォーカルはややジャックス系で日本語の詞を歌い、ダシの効いたロックンロールの音はグルーヴィかつサイケデリックでもあるから、日本の土壌ならではのストーナーの在り方とも思う。日本のロックの枠内だけでは語りたくない。なぜなら形は違えど外国のバンドと共振しているから。
●アックス vol.33(青林工藝社)
いぬん堂新譜4枚レビュー掲載。「憧れと幻想」も掲載。
●ミュージック・マガジン 7月号
(株式会社ミュージック・マガジン)
インディー盤紹介「Do It Yourself!」(行川和彦氏担当)
(以下、転載)
フリーボの石垣窓がプロデュースしたトリオ・バンドのブランの「憧れと幻想」(いぬん堂 WC036)は7曲入りCD。前身バンドから聴いてきたが、突き抜けたと言うべきだろう。早川義夫や宍戸幸司、坂本慎太郎も思い出すヴォーカルと、パンク・ロック、ヘヴィ・ロック、サイケデリック・ロック、サーフ/ガレージ・ロック、ブルース・ロックが次々顔を出す骨太な音が、深々と伝わっていくのだ。ある意味でストーナー・ロックにも通じる、生々しい音作りも面白い。
●EATERにレビュー掲載
→こちら
(以下、転載)
本格的スリーピース・バンド「ブラン」の二枚目のアルバム。
ベースが唸りをあげて突っ走る骨太のサウンド。攻撃的で、時には内省的な言葉が心をつかむ、力のこもったボーカル。まさに、これがロックというものだ。
ライブで鍛え上げられたであろうそのサウンドは、スケールの大きな表現力を持って、ある種の(ロックでしか伝えられない)快感すら感じさせる。
これ以上の説明は必要としないであろう、本物の一枚。
●「インディーズ・ロック・マガジン」
(5/15発売創刊号/CDジャーナル・ムック/音楽出版社)にインタビュー掲載
2ページ、インタビュー、CD評が掲載。付録CDはアルバム冒頭曲「ムード」がフルで収録。
(以下冒頭文転載)
ロック特有の「初期衝動」というものを今一番感じさせてくれるバンドがブランだ。
別に何に怒っているわけでもなく、苛ついているわけでもないが、ただ単に音そのものを聴いただけで、わけもなくモノを壊したくなったり、暴れたくなる「凶暴な音」を叩きだすバンド、言ってみればとても貴重なバンドだと思う。(TEXT:高田剛)
●「indies
issue Vol.9」
(有限会社ビスケット)にレビュー掲載
新譜レビューコーナーに掲載。
(以下転載)
「はっぴいえんどかばあぼっくす」にも参加していたブランの2作目。ゆらゆら帝国、スランキーサイドなどと同系列のサイケデリック・ハードロック。荒々しく猛るギターにはブルーチアーを思い出す瞬間もあり、それを支えるぶっといリズム隊も重厚で腹に響くほど。サウンドはかなり重いが、聴きにくくならないのは濃さだけでなくポップさも併せ持ったボーカル魅力か。(松)
●「CD Journal.com」
音楽出版社が運営するCDJournal.comのnewsコーナー(4/15付)
→記事はこちら
(以下、一部転載)
轟音と幻惑・・・・・・94年の結成から10年近くにもなるブランが、1stである前作『やわらかな夢』(写真)から約2年ぶりの新作を完成させました。
ライヴ・ハウス(高円寺系)を中心に活動してきた彼らは、マイ・ペースにヘヴィ・サイケ&アシッドの塊のような、とにかく「濃い」世界観を展開。強烈な60〜70's感覚、それもジャパニーズ・アンダーグラウンド臭に満ちています。クセとアクのあり過ぎるヴォーカルがフィットして、唐突に曲調が変わったり、一筋縄ではいかないこといかないこと。日本なら村八分からLSD-MARCH、海外ならヴェルヴェット・アンダーグラウンドからグル・グル、といったあたりに「ピン」ときた人にはぜひお勧め。
●雑誌「TV
Bros」3/26発売号(2003.3.26)
雑誌「TV Bros」3/26発売号P22「レーベル探訪シリーズ」いぬん堂特集。いしど社長のインタビュー、そしてリリース作のレビューで「憧れと幻想」掲載。
(以下CDレビュー転載)
スリーピースのギターバンドで、男の屈折あふれる歌心が魅力的。でも・・・・いぬん堂にしては、かなりまとも?
「根っこはジャックスとかエレファントカシマシの初期みたいな感じですよね。フリーボの石垣さんのプロデュースで、すごく優しい感じと憎しみが同居する、情念系のアルバム」(牛戸)
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